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2013年7月20日 (土)

オープンネット出版『イエヒト』創刊号

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オープンネット出版さまから『イエヒト』創刊号をご恵投あずかりました。

編集から出版までを米子市の建築士さん達が手掛けられています。

オープン・・・という名前から分かる通り、分離発注を主題としています。

オープンシステム/分離発注の主題そのものからは少しずれてしまうかもしれませんが、建設工事費の曖昧な部分というのは、実はそのまま、手戻りや駄目工事、あるいはアフターその他の不確定部分を見越してのことだったとも言えるのかもしれません。

経済的な不確定要素を「リスク」と呼びますが、その「リスク」をどれだけ見込むかというのは経験と勘という、結局曖昧なものによったということでしょうか。ただそれが暴走すると「丼勘定」という言葉で言われるものになったり、実際、そうしてできてくるものはやはりというかいかがなものかというものが少なくないのかもしれません。

ところでルイス・マンフォードの『都市の文化』のなか、メトロポリスについて論じた章で、都市/資本の集中化を促進したものの一つに保険会社があげられています。保険会社の商品とは「リスク」対応であり、そのために保険金を少しずつ集めると、単純化すると、そう言えるかもしれません。チリも積もれば・・と集められた保険金は大都市へと集積し、それがまた大都市のさらなる大都市化を促進していく。もっと言えば、保険会社の集積するニューヨークなどの国際都市に集積していく。

何年か前に住宅瑕疵担保法が施行されました。地場の建設会社が「リスク」のためにプールした資金はその地場に再度流通して地域経済に貢献することもあるのかもしれませんが、保険はあくまで地方からの保険金を大都市ないしは国際都市へと集積させていくものと言えるかもしれません。

少し話がずれました。

オープンネット出版さま、有難うございました。

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